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2015年10月4日
先週、神奈川に戻っていた。
10/1に、それまで入院していた病院から5月末にリハビリ施設に移り入所し、機能回復訓練などやって暮らしていた母親を神奈川の家に引き取った。
引き取るにあたっては、様々な葛藤があった。
現状からすれば、高輪が月のうちある程度岐阜にいる必要がある上、高輪自身に足の障害、心臓病、耳硬化症による限りなく重度に近い中度の難聴があり(しかも、いずれも進行性の病気)、とても母親の介護&介添えをすることが出来ないでいる以上、他の有料ホームなどに移すのが一番間違いがなく、1人で置いておくという心配もなくなる訳で、一般的・世間的に考えてもそれが良い方法なのではと思われた。
なのだが、
『家に帰りたい』という本人の強い希望を考慮し、介護サービスや環境整備にどれだけお金がかかろうと、高輪的に大変な思いをすることになっても、何より母親の望む通りにしてあげよう、と決断。引き取るに至った。もちろん、たとえ毎日十分に手厚い介護サービスを充実させて暮らすのになんら問題ないようにしていても、実子である高輪がつききりになれず母親1人で置いておく時間が確実にできてしまうことなどで、周囲から非難されるかも知れない可能性もわかっていてのことだ。
それは、昔、肺気腫という病気と日々闘いながら過ごしていた父が、75歳になって高齢者の運転免許更新をするかどうかということでもめた時と同じだった。
親族や母親は「もし事故でも起こされたら、どれだけの賠償がこっちに降りかかってくるかわからない。一生苦労させられることになる。家族を思うのなら、免許など取らないでくれ」と父に詰め寄ったが、高輪1人、免許の更新に賛成し、試験場に父を送り出し、結果、父は免許をゲットした。
車を運転し、車でどこかに出られることが生きがいのようなところのあった父から、運転を取り上げることくらい残酷なことはなく、本当に生きる気力をなくしてしまうと高輪は思ったのだ。仮に、万が一父が事故を起こして賠償などが発生したのなら、高輪が一生かかっても払って行こうとも決意していた。
のちに父は、『(高輪が)ああいうふうに言ってくれたことが一番嬉しかった』と言って、最期まで免許証を宝物のように大事に持っていた。
そんなこともあり、
世間一般的な見解や、家族自身の都合とか、そういうことも大事だとは思うのだけど、
本人にとっての生きがいというか、生きる希望というか、それを出来る限り大事にしてあげるべきなのでは、という考えが高輪にはあったのだ。
なので、そういう決断をした。
引き取った時点で、状態がまだ完全ではなかったため、当面動かずとも安心して食べていけるように、それもほとんど手をかけずに出せばそのまますぐ食べられるようにすべて冷蔵庫内に用意したりなどし、昨日(3日)、岐阜に戻ってきた。
いない間は毎日ケアマネージャーさんとヘルパーさんが見てくださることになっている。
だが、
施設を出るときはさほどでなかったのに、家に戻ってから、私がやるからやるなと言っているのに、どうしても自分でやらないと気が済まないと言い張り、止めるのもきかずに身の回りのことをやろうとしたことが原因と思われるが、おさまっていた腰の痛みが時間を追うごとに強烈になったらしく、施設にいた時からすれば考えられないくらい、1人で十分に動くことがままならなくなった。
とはいえ、ほとんど動く必要がないように万端整えておいてあるので、食事もとれない、トイレにも行けないというようなことは絶対にないが、月曜午後に来てくださることになっている訪問診療の医師の見立て如何では、また入院になるかも知れない(いや、たぶんなるかも)。
高輪は月曜は足の障害のいつもの検診で1日かかり、火曜日は午前午後ともに絶対に外せない重要な取材。でも、そのあとの取材予定を今月は入れないでほしい旨、某紙面の会社に要請した。ことによっては木曜あたりにまた神奈川に行くことになるやも……。
戻ってきたばかりでまた神奈川に行くのは、正直、高輪の身体がもつかという心配もあるが、おそらく、今回はこれ以上ない一大事。。。亡くなった父やじいさまが、きっと守ってくれると信じて。 |
14:13, Sunday, Oct 04, 2015 ¦ 固定リンク
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