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『物事は、すべて、なるべくしてそうなっていくもの』。 そうならないものはどう頑張っても成ることはないし、 そうなっていくべきものなら、どのように抗おうと、必ずいずれ、おのずとそうなっていくもの。
以前から何度も書いていることだ。
一昨日、 昨年初夏に退職を余儀なくされた、当時の勤め先であった会社の社長様から、 編集長として戻って来てほしいとの要請をいただいた。
以前にも書いた通り、 実は高輪は、退職してからも在宅で、そのフリーペーパーの1ライターとして、かつ、他のライターのあげる文面全体の監修役として、今もずっと関わっているが、 改めて、また紙面づくりの現場に戻れという話になっているのだ。
詳細は諸事情により割愛する。
『どうして今になって……』 『ほんとはもっと早く、あんなかたちで会社をやめることになる前に言っていただけたら良かったのに』と思わないわけではない。それは当然だろう。嫌な思いもたくさんした。 でも、 もし世の中に、一番上に書いたような、なにがしかの摂理があるのだとしたら、 理不尽に退職を余儀なくされ、ずっと現場から離れていたその時間の重みこそが、こうなるために必要な、こうなるために通らなくてはならないプロセスであったのかも知れない。
ともあれ、 一番最初にこの紙面を作って出そうと思った発刊者たる方の『想い』をそのまま大切に引き継ぎ、それを紙面の重要な軸とし、その軸からぶれない、しっかりした方向性のもとでの紙面づくりを高輪が取りまとめることで、本来あるべきだった出版のかたちが、創刊から約4年にして、やっと成っていけるか、という感じだろうか。
とはいえ、社員に戻るつもりは全くない。 せっかくなんとか状態を立て直したうちの事務所やお客様、いただけているお仕事や信頼を無にすることは、決してない。一生。 もちろん身体のこともある。心臓、聴力、足のことなど鑑みても、普通の人と同じように常勤できる状態では、まったくもってない。 そして神奈川の家の事情もある。 常勤するつもりがないというのを承知の上で、こちらの条件を汲み最大限譲歩してくれるかたちで、その上で戻って来いということなのだ。 そのことで会社側と体制をどうしていくかの協議・相談、スケジューリングなど、これから慌ただしくなるだろう。
新生(復活)紙面発行予定は、5月中頃と定めた。 新しい紙面を企画し、万事整えて発行に持ち込むまでには、そのくらいの時間は必要だと思われるのと、 何より、 5月12日が、その紙面の創刊(発行)記念日だからだ。
本来あるべきであった原点に回帰し、 決して見切り発車にならぬよう、大切な想いをかたちにできるよう、やっていきたい。 |
12:40, Friday, Feb 19, 2016 ¦ 固定リンク
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