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昨日、無事、コンセンサスも終え、修正データを送りきり、ひと息。 ……と思いきや 紙面のことを取りまとめている上の人が、 「俺、今月いっぱいまでだから」。 「はっ(' ' ;;)???」 使用済みの原稿の束をまとめようと伸ばしかけた手が、思わずそのままの体勢でしばらくフリーズ。頭が一瞬真っ白になる。 次号以降にどうしていったらいいかなどの話をされるも、あまりに突然で、おそらく理性と感情が不協和音していた。正直、くらっとしそうだったが、向かいの席で主に広告デザイン担当の子がパニックして声を殺し乍らもひどく号泣している状況下、どう考えても高輪がしっかりするしかないだろうと思い、つとめて冷静を保った。ちなみに、かわりの人が来るのかどうかについては何も触れられなかった……おそらく来ないのかも? そして、これまで上の人が、発行し終えるごとに外注ライターさんに出していた経理書類一式が高輪に託され、外注ライターさんに取材を頼む場合の優先順位、今後の表紙に載せる人を編集会議で問えなどということも言われ……ということは、今後、なにげに高輪がまとめなくてはいけなくなるという事だろうか。 実を言えば、高輪は今月になってから、『今みたいな形でなく、外注スタッフか在宅での作業になることを近々お願いしよう』と考えていて、いつ言おうかと時機を見計らっていた。しかし、急に斯様な事態になっては、言い出すことが出来なくなったばかりか、最悪、今以上にこの紙面の仕事に時間と労力をとられる可能性が急激に高くなってきた。 決定的な話は来週の編集会議でされるだろうけど、先行き、内心、不安。
その一方で、、、
以前行われた民主の事業仕分けによって、それまで請けていた文科省の大きな仕事いくつかを失って以来、自分の事務所を立て直さなきゃと長い間あらゆることに奔走して来た訳だが、実は一昨年末から酷い鬱病を発症していた。上記紙面の仕事をし始めた年の夏には、しっかり客先主催のセミナーで講師をやれていたことや、秋頃まで他の客先でもつつがなく連絡をとれていたところがあることを考えると、やはりその年の暮れから急激に悪化したということになる。 仕事場に出ている時は(生活するためにも働かなくてはと必死だったから)普通に人と話せたり仕事も完全にこなせるけど、家に戻ると(つまり気を張らない、本当の状態に戻ると)電話の着信音だけで心臓がばくばくして急激な大量発汗、そして吃音……つまるようになり言葉が出なくなり、電話に出ることは勿論、うまく人と話すことが出来なかったり、夕食中にパニックになり号泣し、そのまま何も食べられずに終わることが多かった。壁にガンガン頭をぶつけたい衝動に日々、何度も駆られた。でも、この壁の薄い集合住宅では無理だろうと思えたのは、その時の唯一の理性。届いた郵便物を長い間見られなかったり、他人の言葉が心に入り込むのを脳が拒否するらしくて音楽も歌詞のないものばかりを選ぶようになり、何より、カーテンを開けることが全く出来なくなった。それまでは、日々何度かうちの物干竿にとまりにくるスズメたちを見るのが、すごく楽しみだったはずなのに。 また、次第に、毎晩夜中の中途覚醒により睡眠が殆どとれなくなった。0時前にベッドに入っても、1時とか2時とかに心臓がばくばくして急に「はっ」と目が覚め、覚めたらそのまま、明け方まで動悸と発汗と戦いながら眠れない時間を過ごし、それからやっと何とか1時間くらい寝て働きにいく状況。心臓や胃腸、常にする耳鳴り、生理障害、皮膚などの身体症状も重なり、その日を生きて乗り切るだけで精一杯な状態がずっと続いていた。 1日のうちに何度となく「もう生きていたくない」という言葉が脳裏に強く浮かび、感情が酷く乱れた。 そんなふうだったから、何より、連絡そのものが十分満足に行えず、これまで抱えていた客先の多くと信頼を、昨年中に実はいくつもなくしていた。仕方のないこととはいえ、当然といえば当然。信頼を築くには何年もかかるが、失うのはスピーディ。理由が何であれ。そういうものだ。 だけど、昨年の暮れから、身体症状はまだ不完全ながらもやっと心が回復して、そのとき初めて、これまでの自分の状態がいかに酷かったかを、床に散乱したままになっていた郵便物や紙類などで知ることができた。高輪は本来、身の回りが完璧にきちっとなってないと嫌な人なんだが、その散らかりが、そこにいながら全くもって意識に入っていなかった訳だから、その鬱具合は相当に重傷だったのだと思われた。 しかしながら、病院にも頼らず、精神薬も使わず、自力だったからこそ、時間はかかったが、おだやかに回復できてきているようにも思う。 もっとも、病院に行けなかったのは、行く時間も、また、定期的に通うだけのお金が(薄給ゆえ)全然なかったからなのだけど(笑)、でもそれが幸いした。病院や薬が決して悪い訳じゃないけど、いくら薬でごまかしても、根本の問題が解決しなければどうにもならない事はあるから。 そして、回復しはじめたら、長い間高輪らしくない状態だった事務所の仕事のことも、その処理と先のことなどを少しずつ考えられるようになり、少しでも本来の状態に戻していきたく、それで、日中行っている紙面の作業の働き方について考えていた訳だ。 でも、、、 こうまでなっている以上、いったん全てをリセットするのも、いいのかも知れないようにも思っている。もともと何もないところから、自力で1から始めた事務所だ。また最初に立ち戻ってもう1回やるのも、良いかも知れない、と。
そんなところへ、突然の上の人の退職話。 どうなっていくのだろうかな。
というか、やはり頭が混乱しているらしく、今日は変なところに車を乗り上げそうになり、焦る局面が3度あった。 今夜は少し落ち着く必要、大。 |
14:44, Thursday, Jan 23, 2014 ¦ 固定リンク
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